深町幸男さん(昭和23年卒)の演出作品一覧について

 昨年6月逝去された深町幸男さん(昭和23年海城中学校卒)が昭和36年から平成21年までに手掛けたテレビドラマ、舞台、映画作品の一覧が親しい関係者によってまとめられた。丸秘試作とあるが、編者の一人である泊懋さん(昭和24年卒)からメディア会へ一部寄贈頂いた。すごいの一言。ご興味のある方は事務局まで連絡ください。

泊さんが海城中学時代の友人として追悼文を載せています

エンドマークはまだ出ない 

私たちは戦時中の旧制海城中学校時代を共に過ごしました。

入学は山本五十六元帥の国葬があった昭和18年です。昭和20年、戦況は逼迫し帝国陸軍は東京挽馬機動隊を創設して私たちは整備部隊として府中競馬場に集結しました。競争馬を挽き馬に調教し「米国上陸の暁には諸君は馬に兵糧弾薬を積んで信州某地点に転身するのである」という任務を命じられていました。その時、学友の私たちは戦友になったのです。

「もう少し戦争が長引いたら俺たちは死んでたんだよな」

これは深町の台詞です。その後深町は「尚半」(道尚半ばなり)を行動の指針としていました。尚半ばなり。戦友の詩は辛いけれど演出家深町は未だ自らのエンドマークを出していないように思えてなりません。